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良え畝のブログ

農ある暮らしと、自然からの学びと遊び、アウネです。


by a-une
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悪意のない泥棒



鹿はここ20年で約9倍に増えているそうです。
鹿肉や鹿皮の利用が減り、捕獲数が減ったことが一番の原因だそうです。
他にもハンターの高齢化、耕作放棄地の拡大など色々な要因がありそうです。

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日本全国、鹿による農業被害額は59億6100万円にも上るそうです。(平成27年度統計)

朝、畑を見に行って1~2分ほど思考が停止しました。
何が起こったのかよく理解できませんでした。
いつもの風景が何か違う。

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ジャガイモが食い荒らされていました。
やっと花が咲き始めて、まだイモも2cmくらいの小さな状態です。
こんなことははじめてです。
過去に食われた時は収穫直前の時期でした。

最初にも書きましたが恐らく鹿の仕業だと思います。
鹿にとってはそこにあったものを食べただけのことですが、悔しくてたまりません。
無駄だとわかっていても、まだ生きている株を埋めずにはいられませんでした。

電気柵は張っていたものの、草刈りが間に合っていないこと、わずかな隙間があったこと、装置の不具合も考えられます。
わずかに残ったジャガイモを守るために最善の対策を施しましたが、どうなるかわかりません。

同じような理由でサツマイモの栽培は数年前からやめました。
ジャガイモは栽培面積の広い作物で被害も甚大なので、収穫できない可能性があるなら違う作物に変えざるを得ません。
山間部の農地では程度の差はあれど、どこもこんな状況であるということを広く知ってもらいたいと思います。

自然界は無慈悲です。
今日も鶏を放してやると、蛙を一撃で殺しては丸呑みにします。
すると鳶が低空飛行で旋回しているのに気がつきました。
鳶が鶏を食べるかはわかりませんが、危険を察知し急いで鶏を小屋へと避難させました。
食物連鎖によって生態系は維持されています。

鹿の件、鶏の件は生きること、食べることについて深く考えさせられる出来事でした。
鹿を狩る、食べるということに一切の迷いはなくなりました。

K


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by a-une | 2018-05-23 00:03 | farm | Comments(0)